静電気ってなぜ起きる?静電気の仕組みと服の選び方
ドアノブに触れた時の「バチッ」、マフラーを取った時の「パチパチ」いやな静電気にやられた経験は誰しもあると思います。今日は冬に起こりがちな静電気の仕組みとそれを回避するコーディネートのコツをご紹介します。
オールユアーズでインターンをしている尾崎丈です。今、私は地元の山形県東根市に住みながらリモートでSNS担当者などをやらせていただいています。私の地元は東北ということもあり、日本の中でも寒い方の地域です。ですが、私自身は車のドアに触れた時たまにパチッとなるくらいで、そこまで静電気に悩んではいませんでした。でも確かに冬になるとよくなるなと思い、今回は静電気の仕組みについて調べてみました!
静電気ってなぜ起きる?
物体が帯びる電気には+と-があります。通常はこの+と-は釣り合っていて安定しています。しかし、物体の動きによって、+と-が偏ってしまいます。この偏った状態(帯電)でドアノブに触れたりマフラーに触れたりするとその摩擦で、バチッ(放電)と静電気が起きてしまうのです。ガソリンスタンドで静電気除去パッドがあるのは、そこを触ることであらかじめ放電をさせて静電気の火花でガソリンに引火するのを防ぐためです。
なぜ秋冬に静電気は起きやすい?
帯電は、湿度20%以下温度25℃以下のときに起きやすいとされています。つまり寒くて乾燥している秋冬には帯電が起こりやすいのです。春や夏にも帯電は発生しますが、湿度が多い分、バチッとなる前に空気中に放出されることが多いです。部屋の中でも加湿機や洗濯物の部屋干しで適度に加湿を心がけるといいかもしれませんね。
静電気を防ぐには?
ずばりコーディネートの素材を考えましょう。素材によって+の電気を蓄えやすいものと-の電気を蓄えやすいものがあります。
同じ電気を帯電する素材同士でコーディネートをすれば摩擦が起きても静電気は起こりにくくなります。例えば、ウールのセーターとポリエステルのロンTの組み合わせは静電気が起きやすく、セーターを脱ぐ時にパチパチとなる可能性が高いです。そこでポリエステルのロンTを綿に変えると、静電気が発生しにくくなります。このように+と-の組み合わせを意識して+や-のみで組み合わせたり、+と-を組み合わせる時は帯電しにくいものを間に入れたりすると静電気を減らすことができます。
オールユアーズの冬製品では?
オールユアーズの冬製品の素材に注目してみると、MOFUは綿60%ウール40%でできています。肌に近い内側がウール、アウターと接しやすい外側が綿になっています。例えば、綿のシャツ、MOFU、ナイロンのダウンジャケットと組み合わせれば綿の帯電しにくい性質を活かしたあったかコーデの出来上がりです。コートをよく着るという方もMOFUは外側が綿になっているので通常のウールのセーターを着るよりも静電気が軽減されます。+と-を意識してパチッとならない冬にしましょう。
いざ調べてみると、私が普段静電気に悩んでいないのは綿で作られているシャツやパーカーを着ていることが多いため、あまり意識していなくても帯電しにくい状態がキープできていたということがわかりました。東北の冬は雪も深くて厳しいので必然的に重ね着をたくさんします。寒さ対策で起毛しているものや雪に強い防水性の高いものなどどうしても+と-両方を身にまとうことが多くなってしまいます。これまで以上に綿を効果的に組み合わせたり重なり合うものの性質を考えてより静電気ストレスのない冬を過ごしていこうと思います!
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