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”感謝(驚)”の2017年。

”感謝(驚)”の2017年。

Text by 木村昌史

2017年のご挨拶として、ブログを書こうと思います。

本年も本当にお世話になりました。

ちょっとつたない挨拶文ですが、どうぞ、お付き合いください。

2018年もオールユアーズは加速していきます。

失敗するしか、能がない。

2017年を振り返るのには、かっこわるい話からしよう。

経営のけの字も知らないで始めた、株式会社オールユアーズは、かっこ悪いことだらけなのだ。

去年の今頃、年明けに資金が尽きてしまう心配があって、ずっと苦しんでた。
会社経営というものは、先行きのキャッシュ(手持ち現金)も見通して資金繰りをしなきゃいけないって、以前から知ってはいたが、その時本気で実感した。
でも、わかって即行動したところで、即効性がある特効薬なんてないのが会社ですね。

アイディアはある。
でも、そのアイディアを実行するには、ある程度の資金が必要だ。

来月の心配をしだすと、思い切った行動にも出られない。
ジリ貧だった。

正直2016年12月は、もし倒産したら、これからどうなるんだろう?なんてことも考えた。

なぜか後ろめたくて、正月は実家にも帰れず、自宅に1人でいた。

でも、今年は年末にスタッフの調子の悪かったmacを買い変えられるくらいになった。

これもひとえに、共犯者の方々のおかげです。本当にありがとうございます。

2017年に何があったのか?少しだけお話ししたいと思います。

”24ヶ月共犯者募集”

 


とにもかくにも、クラウドファンディングだった。

すべてをこれに掛けた。

社運も、僕の人生も。

この話は、このブログの一連に詳しいのだけれど。

クラウドファンディングは、「支援していただく」という形で、僕らの活動を面白い!がんばれ!という方々に支えられて、製品をお届けできます。

それって、普通の商売とは反対なことが起こってるんです。じつは。

ふつう、どのくらい売れている。いくら売れているって公開しません。ふつうの会社は。

でも、クラウドファンディングで育ててもらった僕らは、なんか、見せちゃう方が気持ちいい。それがふつうになってしまったんですよね。

お客さんにあるとき、こんなふうに言われました。

「気になって、いまどのくらい達成してるか毎日見ちゃうよ。」

ものすごい感謝とともに、ああ、この気持ちわかる。って思いました。

共犯関係がいつのまにか出来上がって、一緒に盛り上がってくれる人たちが僕らを応援してくれている。

それって素晴らしいことじゃないか。
かくすより、見せちゃったほうが、おもしろいんじゃないか。

どんどんそう思っていきました。
それは、「共犯者募集」という、ともにおもしろがってくれる人たちを集めることにつながっていった。

この1年は、「自分たちの力では、どうにもならない」ということを学んだ。

だから、すべてをお客さん=共犯者の人たちにゆだねようと思ったのだ。

僕は、今の消費は「投票」だと思っている。

自分の意見や、来るべき理想としている未来に対して、言葉を発し、行動する。

そこに対して、感じてもらえることや、共感してもらえること。

そんなことへの支持として、「支援」というカタチで製品を購入していただいている。
(もちろん、製品が革新的で、今までのアパレルウェアとは違うということと、クオリティに自信があるのが前提での話だけど。)

そう思ってここまでやって来たのです。

だから、自然と、「お客さま!」という言い方が不自然で、なんかしっくりこなくて、

「共犯者」という言葉がしっくりきた。

僕らが描く未来を一緒に作ってくれる「共犯者」として、支援していただいた方々が存在する。

そんなふうに思って、思い切ってウェブストアのリニューアルなんかに踏み切った。

ウェブストアはまだまだ未完成で、僕ら自身も物足りないのだけれど、
新しい表現を盛り込んだ、意欲的な内容になっている。

そこをコミュニケーションの場として機能させていくことが今後の課題でもある。

また、2018年は”共犯者”と言う概念を拡張した動きを考えている。

僕らは、ヒトの力を信じてる。

小さな集団でも、少しずつ支持を集められれば、モノゴトが成立する。
そして、自分の生活圏内よりも、インターネット上には、
同じ思いを共有できる人たちが、大勢いる。
共感で人が集まってくる。インターネットはそんな存在だと思う。

まずは、声をあげることだ。
僕らがうけたいと思うサービス、欲しいと思うプロダクト。
SNS上でも、リアルな場でも、かっこ悪くてもいい。泥臭く発信して、
出会った人たちみんなに頭を下げてお願いする。
ざっくり言うと、この活動しかしていませんでいた。

冷静に考えると、ほんとに、昭和の営業マンや、選挙に立候補した、
無所属の政治家みたいな活動だ。アナログ。

そんな地道な活動が実を結んだのかどうなのかはわからないが、
7月〜8月で行ったプロジェクト「着たくないのに毎日着てしまう」
と言うコピーを付けたセットアップは、
718人の共犯者の方々にご支援をいただき、
1800万円もの金額を調達するビッグプロジェクトになった。

このプロジェクトは、「インターネット的」な広がりを持ったプロジェクトだった。
シェアがシェアを呼び、SNS上に広がった。そこからメディアさんに取材していただいた。

実際に試着しに着てくれた共犯者は「こんな製品が欲しかった!」と言ってくれた。
共感を呼んだのだ。

僕自身、「日本一」とか、「国内最高」みたいな記録を体験したのは初めてで、
本当に不思議な体験だった。

このプロジェクトがひとり歩きしだして、僕らの思ってるスケールを超えた。
とても不思議な体験でした。

これは衣料品のクラウドファンディング国内最高額と言う記録になり、
今年1番のハイライトになりました。

おかげさまで、CAMPFIREのクラウドファンディング上で、
累計1357人の共犯者の方々にご支援をいただき、3000万円を調達することができています。

本当に感謝しかありません。

もう一つのクラウドファンディング。

CAMPFIREのクラウドファンディングがきっかけとなって、実に様々な人たちにお会いすることができ、
株式投資型クラウドファンディングにも挑戦した。

色々ネガティブなご指導もいただいたのだけれど、僕らはインターネット、
クラウドファンディングの力を信じてる。

株式型も「共犯者」の募集だと思えば、全く問題なく感じられたので、
様々なご意見や、反対もあったけれど、やって良かったと心から思っている。

特に実施後、Twitterで投資家さんとコミュニケーションが始まって、
直接ご意見や、僕らの展望をお話しさせていただけたり、
ソーシャルなつながりの中でコミュニケーションを深められたのが、
今年嬉しかったことの一つでした。

クラウドファンディングと言う名のつくもので、
2017年で支援していただいた共犯者の方の数は1500人以上にものぼり、
約6000万と言う金額を調達させていただきました。

完全にこれで、ステージが上がった。
本当にありがとうございます。

とはいえ、まだまだ、駆け出しのヨチヨチした小さい会社です。

2018年はさらに野心的に、次の時代をつくる行動をとっていきたいと思っています。

「インターネット時代のワークウェア」

うちのホームページの「代表挨拶」にこう書いた。

働き方が変わってきています。「仕事の服と日常の服」。
インターネットがその境界線をどんどん曖昧にしていきます。

「仕事中はストレスが無く、ちゃんと見えて、日常生活ではリラックスして、気にせず着られる。」
着ているときも、洗濯などのケアのときも、気にせず着られて、日々のお手入れも丸洗いでOK

いま、この時代、そんなものが必要とされていると思うのです。

いつからか、服はものすごく早いトレンドサイクルの中でファッションになりすぎてリアリティを失いました。
身体から一番近いはずなのに、一番遠くに行ってしまった様な気がしています。
僕らはそれを、もう一度僕らの身体の近くに取り戻したい。そう思っています。

ぜひあなたの生活にも。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

まさに2018年はこのコンセプトを、
もっと強いメッセージにするべく活動をしていきたいと思っています。

まだ、来年も皆さんの近くでお騒がせさせていただこうと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

色々もっと書きたいんだけど、長くなってしまって、気持ち悪くなりそうなので、この辺で。

2017年、まじでありがとうございました。

良いお年をお迎えください。