• セレクト
ぜんぶみせる、ことについて。その3

ぜんぶみせる、ことについて。その3

木村昌史のブログ。書きためてあったんだけど、いろいろあってちょっと飛んじゃったけど、、、
でも、思ったことを綴るのって、本当に良い。自分の気づきにもなるし、考え方の整理になりますね。
これから新しいことにチャレンジしていく為の筋トレを頑張っている気がしています。

連載形式になってますので、過去の記事から読んでもらった方がわかりやすいかも。

ぜひその1、その2もあわせてどうぞ。

連載その1👉https://allyours.jp/?p=8503

連載その2👉https://allyours.jp/?p=8648

 

それでは、さっそくいきましょう。

前回からの続き。

ECサイト問題に直面していた僕らは、当時(いまでも)こんな感じだった。

ファンになってくれた方々が支えてくださって、だんだん育ってきたけれど、資金的に無料のEC立ち上げサービスしか使えなかったので、どうしても、僕らの一番の売りである、「商品のストーリー」が語ることができない。

ということは、僕らの商品の美味しい部分が、全く伝わらないページになってしまう。

それをブログで補うかたちにしていたのだけれど、ブログからのリンクだけになってしまい、探しにくいという問題が。

これも、なんかうまく伝わってない。

うーん。

この状態で、販売していたんだけれど、どうしても、なにか足りない。

モノは売る事ができる。でも、それ以上のコトが伝えられない。

いま流行りそうになってる機能服?

そんなつまんないモノを作ってるんじゃない。ぼくたちは。

ヒトの営みをサポートする服を作ってるんだ!って思ってたんだけど全然伝わんないよね。

そんなときに考えたこと。

 

ぼくらは、アイディアと体験の会社だ!!!

そう、僕らはこれなんだと思う。

僕らの製品は、機能的だって言われるんだけど、機能スペックだったら、他社製品の方が良い。

例えば、ONE SWING PARKA 。

透湿撥水性のあるジャケットが欲しければ、アウトドアブランドの方が優れている。
「この商品の『撥水性』の能力は他社と比べて、どのくらいですか?」というお問い合わせに対しては、素直に他社のアウトドアジャケットをオススメしています。

「撥水性」だけならね。

このパーカーが優れているのは、綿をベースに作られているってこと。
だから、「雨の日用」じゃないんです。

雨の日でも、それ以外でも、どんな天候でも着ていて変じゃない。

シャカシャカいわないし。

外から部屋に、部屋から外に。出たり入ったりするときに、いちいち脱がなくても、いい。

仕事から、遊びまで。

ピーカンから、雨の日まで。

日常をシームレスにつなげるという特徴を持っていて、実際ユーザーさんはそれを感じてくれている。

『水を弾くパーカー』と言っているけれど、実は数字に表れない、「生活の要」ってやつを目指した製品なのです。

これは、一般的には機能って言わない。数字で計れないからだ。

または、いま開催しているクラウドファンディングのプロジェクト、「身にまとう毛布」。

軽くて暖かいし、本当にいい製品だと思うんだけど、ポリエステルのフリースと何が違うのか?

この製品、表地が綿だ。だから、火に強い。火の粉が飛んできても穴が開きにくいのだ。

だいたい、この手の製品を着ているシーンは、火がそばにあることが多い。

年末年始の寺社仏閣。ちょっと寒い火のキャンプやBBQ。火の粉ですぐに燃えちゃうような服着てません?ポリエステルのフリース、ダウンジャケットなど。

これも機能とは言いづらい。

数字で計れないから。

そうなのだ、他のメーカー、ブランドの作るモノは基本的に数字に由来している。

どのくらい防水性があるとか、どのくらい強度が高いとか。

でも僕らの製品は、使うシーンや、体感に由来している。

洗濯脱水後3時間で乾きますよ。とか、仕事から遊びまでどこでもいけますよ。とか。

商品それ自体が体験を生み出すように設計されていたのだった。

これは実際のところ、途中まで僕らはわかってなかった。

 

共犯者が教えてくれた。

これを教えてくれたのは、お客さん。僕らがいうところの『共犯者』の人たち。

皆さんの着用後のご意見をいろいろもらっていて、気がついたことなのです。

「こういうのを待ってたんだ!」

「これって、こういう時にもいいですよね。」

いろいろ嬉しい意見をいただいて、気づいてこと。

共犯者の人たちが、使い方を勝手に創造してくれていた。

僕らの製品は、機能やシーンに囚われないので、着用環境の選択肢が広い。

僕はこれを『余白』と呼んでいるのだけれど、その人の創造力で、使えるシーンを作れる許容を持っているのだ。

機能や、そのデザインが規定する「着こなし」が、良くも悪くも、ない。

サイズ数も幅広いので、細めに着ることも、ゆるめに着ることもできる。

品数は少ないかもしれないけれど、解釈次第で、『あなたの生活』にフィットして、生活を助ける。

この余白こそ、僕らの最大の強さなのかもしれない。

なんてことを、お話を聞きながら考えていったんだよね。

その4に続く。